泌尿器関係

奈良・明日香村を歩く:”写真提供 デジタル楽しみ村”
No.0110:お伺い
No.0112:お伺い2
No.0119:お伺いに対するご返事


No.0110:お伺い
泌尿器科の先生に聞きたいのですが、いやなことの強要時や、パニックになったり、興奮したりすると
 1)おちんちんをぎゅうと握り締めてしまう
 2)冷や汗をかいて、脱ぎ出す
 3)時には失禁してしまう
そのような癖が最近出ています。最初はパニックの症状かなと思っていたのですが、最近は何もいやなことがなくても、急におちんちんをにぎりしめ、時にはいたがってるようにも思えます、おちんちんが痛いからパニックが起きるような、、、、
包茎(六歳ですし)のなかに炎症でもあるのでしょうか?
お風呂でなるべく洗っているのですが。
精神的なものと、膀胱炎などの疾患とかんべつできるのでしょうか?


No.0112:お伺い2

私も泌尿器疾患で思案中です.片側停留睾丸と真性包茎で停留睾丸は自閉と判る前から当然気づいていたのですが,なかなかおとなしくエコーもさせてくれないので,精査はしていません.
触診では少なくとも鼠径管には降りていないようです.
真性包茎は包皮の出口が細く尿線も乱れトイレ掃除が大変ですし,衛生的にも気になります.用手的には反転出来ません.
停留睾丸も就学前にするべきなのでしょうが,もう少し落ち着いたらと思っているうちに延び延びになってしまいました.周術期の管理が大丈夫なのか心配でなかなか踏ん切りがつきませんが,泌尿器か小児外科の先生がいらっしゃったら何かアドバイス頂けないでしょうか?


No.0119:お伺いに対するご返事

No.0110様
おちんちんは男の子にとって一番身近な天から授かったおもちゃですし、成長の時期によっては頻繁にいじることもよくみられることです。お子さまの場合は次の何れかが考えられると思います。
1.急に尿意をもよおし我慢している、いわば防御姿勢のひとつ。おしっこを我慢しきれなくなってお漏らししそうな時に男児ではほぼ例外なくおちんちんを握りしめる仕草をします。(女児ではしゃがんで踵で会陰部を圧迫したり、両足を交差することで尿道を圧迫したりと様々な姿勢をとるようです)
2.炎症が有る場合。おちんちんに炎症を起こしたときには(包皮炎あるいは亀頭包皮炎)、見た目でもおちんちんが赤く腫れたり下着に膿が付着していたりします。膀胱炎ではいつもより尿回数が異常に多くなったり、排尿毎に痛がったりしますし、尿をコップにとってみると濁っています。また、ウイルス性など特殊な膀胱炎では血尿が主体のこともあります。
3.ストレスなど精神的なものの1身体表現。
まずは炎症があるのかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

No.0112様
停留精巣(睾丸)についてですが、11歳で触診で鼠径管に降りていない(触れない)のであれば鼠径管には降りているが萎縮精巣のため触れないか、あるいは腹腔内に精巣がとどまっているのか(腹腔内精巣)を調べてもらった方がよいと思います。
また、もし手術が必要だとしても周術期の管理は心配ないと思います。
包茎についても、二次性徴以前の男児の大半が包茎ですので基本的には心配ないと思います。真性包茎とのことですが、排尿時に包皮がピンポン玉のようにぷくーっと膨れますか(出口が針穴のように狭いために排尿した尿が包皮と亀頭の間に貯まってしまう)。もしそうでなければ二次性徴まで待ってもよいと思います。私の外来でも、真性包茎で手術を進められて紹介される男児を時々診ますが、殆ど全てが実際には仮性包茎です。また、尿線が乱れるのはおそらく排尿の時にきちんとおちんちんを出さないでおしっこをしているのではないでしょうか。特に肥満傾向の子は下腹部の脂肪がおちんちんをだすのを邪魔するために中途な形で排尿することがありますので、排尿の時にはきちんとおちんちんを出して包皮がかなり余っているような場合には少し包皮を根元の方へ引っ張りぎみにしてから排尿させると尿線が散らばらずにうまくいくことがあります。


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